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市桃PROJECTとは

手ぬぐいの売上の一部をストックして宮津で起業する方や新しくチャレンジする方への応援基金にします。最初は小さな一歩かもしれません。それでも支えてくれた先輩方の心意気や華やぎの記憶を手ぬぐいのデザインを通して次の世代に伝えたいのです。一緒に宮津の面白い暮らしを作りませんか。


「市桃」とは

父親のばーちゃんが宮津の芸妓で源氏名でした。孫である私にしか使うことの出来ない名前です。

そして「市桃」もこの先そんな芸妓さんがいた事も伝えていきたいことです。

市桃ばーちゃんと宮津で老舗のバイク屋をやっていた父親のDNAを引き継いで、宮津の次なる商売人の背中を押せたらなと思っています。

手ぬぐいは、お土産や粗品、ライブのグッズだったり。高すぎず記念になるから気軽に買えるアイテムでもあります。


結構たくさんコレクションして手拭きに使ったり暑さ対策に首からかけたり。



市桃プロジェクトの手ぬぐいはかわいい包装紙がモチーフ。

頭に巻いてもかわいいんです。


特にあかふくのモチーフはヤシの木が入っていて夏にぴったり。

この夏に手ぬぐいで夏のおしゃれを楽しみませんか?


かつて北前船の寄港地として賑わった宮津はシャッターが目につく街となりました。近年閉店が相次ぎ、処分に困っていた建物や家具が見直されてきています。


再利用が出来そうな物の中で「包装紙」を頂くことがありました。商品を大事に包み、手渡されたあの包装紙。なくなったお店の面影を伝えるかけがえのないものです。


商いの歴史が途絶えてしまう前に出来ることはないかと考えました。


包装紙のデザインを復刻して宮津のお店のDNAを後世に伝えよう。

これがプロジェクト設立のきっかけです。


現在ととまーとではカレー焼きが復刻販売されています。

ぜひ町のソウルフードを召し上がってみては?





宮津のソウルフードだった宮津駅前で商売されてた「カレー焼きあかふく」。


おばちゃんが晩年はお店の暖簾がかかってたらラッキー!「よっしゃ買って帰ろう!」ってなもんでしたが、宮津の人は誰でも1度は食べたことのある回転焼きです。

長細い回転焼きで、メニューは「カレー・あんこ・クリーム」がありました。

そのまま食べる人もいれば、ウスターソースをかけて食べる人や、1度トースターで焼いて食べるなんて人もいました。


なんと言ってもカレー焼きのおばちゃんの松田さんに喋りに行く感覚でした。必ず行ったら「お父さん元気か?」や「寒いでなぁ風邪ひかんときよ」とか「予約は聞かへんで!焼けるのを待っといて」とかおばちゃん節を沢山聞かせてもらってました。

家に持って帰ったらあ必ずカレーが取り合いでした。


おばちゃんにもう会われへんし、

もうあの味は食べることが出来ひんのかぁ~(;´д`) 

どのお店も宮津で長く商売されて賑やかかった宮津の商売が閉まっていくのが本当に残念でなりませんでした。


廃業された後はすぐお話を聞くことがありました。その中で欲しいものあったら貰って欲しいとお声かけをよくいただきます。

その中で「包装紙」を頂いてコレクションしていました。

包装紙はその店の商品を包んで手渡されていた大事なアイテムです。使い終わったら面影がなくなってしまうのが嫌でした。

どうにかお店があったことを残せる事が出来ないかと思ってました。 「手ぬぐい」はハチハウスでもずっとコレクションして使っているものでした。生活の中で使われるアイテムでいつもそのデザインを感じられる手ぬぐいにしたいと思いました。


私も自分の店を形に出来た事は1人で全部出来た訳ではありません。山ほど沢山の方に助けていただきお宿の仕事をさせて頂いてます。

自分がチャレンジしてみたい事を応援してくれた人がいるから出来ています。

今はひたすら次のチャレンジしたい方にお返ししたいと思ってます。

手ぬぐいの売上の一部を、次の起業してみたいという方や何かをチャレンジしたいと言う方に、お渡し出来たらと思ってます。


市桃PROJECTと「市桃」とは父親のばーちゃんが宮津の芸妓で源氏名でした。孫である私にしか使うことの出来ない名前です。そして「市桃」もこの先そんな芸妓さんがいた事も伝えていきたいことです。

市桃ばーちゃんと宮津で老舗のバイク屋をやっていた父親のDNAを引き継いで、宮津の次なる商売人の背中を押せたらなと思っています。